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Diamond/ダイヤモンド

ダイヤモンド

宝石の中の不動のNo1 Diamond。
誰もがその目を輝かせる石ですね。
ですがこのDiamondの化学組成は”炭素(C)”
他の石と比べ、これでもかのシンプルさ。
身近なところで例を挙げると”石墨”若しくは”黒鉛”。
鉛筆の芯に使われていますね。
黒鉛→鉛の文字がありますが、鉛はありません。
石墨は柔らかい物質で、硬度は1~2、一方ダイヤモンドは地球上のすべての鉱物の中でNo1の硬度10。
しかし化学組成はダイヤモンドと同じ”炭素(C)”

何が違うの?というと、結晶の構造。
簡単に言うと、ダイヤモンドは3次元的に手をつないでいる構造で、石墨は二次元的にふんわり手をつないでいる構造。
原子の並び方が決定的な違いとなっています。

注意しなければいけない事は、硬度とはあくまでひっかいた時のもの。
硬度10だからといって、壊れにくいということではありません。
ダイヤモンドでも、ハンマーでたたけば簡単に粉々になります。
つまり、何かに強くぶつけてしまったりすればスパッと割れるので気をつけてください。

ダイヤモンドは風化しない為、川や海に堆積した砂礫から見つかっていましたが、現在では”ダイヤモンド鉱山”、キンバーライト(キンバリー岩/雲母橄欖岩)中から採掘されています。
このキンバーライトは、地下深い場所(140㎞以上)で火山が噴火したとき、他の岩石の中にパイプ状に貫入したものです。
ものすごい高温であり、尚且つ高圧の中でダイヤモンドは産まれます。
その形は原石の場合、8面体(ピラミッドが2つ底の部分でくっついた形)が一般的ですが、双晶等の形で産出されることもあります。
ぴしっとした形ではなく、8面体が全体にふっくら膨らんだような形がよく見られます。

産地は南アフリカを筆頭に、ナミビア・ボツワナ・タンザニア・アンゴラ等のアフリカ諸国、オーストラリア・ロシア・ブラジル等が挙げられます。

産出したダイヤモンドの中で宝石となるのは10~20%という話を聞いたことがあります。
あの価格も納得ができます。
因みに100トンの母岩から取れるダイヤモンドの原石は平均で28ct程とのことで、人の手が加わったダイヤモンドは、世界中のダイヤモンドを集めても2階建てバス1台におさまってしまう量だということです。

基礎データ 化学組成 元素鉱物 C
色 無・白色・青色・茶色・緑色・灰色・ピンク色など(一部蛍光性を示すものがあり)
条痕 白色
結晶系 等軸晶系
へき開 完全
硬度 10
比重 3.5

ここでカラットという言葉が出てきましたが、”ダイヤモンドの4C”と言われているものがあります。
個々のダイヤモンドの稀少性を評価する基準となるものです。
4とは、

頭文字が全てCなので4Cと呼ばれています。

”carat(ct)”カラット
宝石の重さを表す単位。1カラット=0.2gです。
”clarity”クラリティー
ダイヤモンドの透明度。10倍率のルーペで見て、キズ・内包物等、総合的に判断されます。
”color”カラー
ダイヤモンドは無色透明に近ければ近いほど価値があるとされています。黄色味~無色透明まで23段階に分かれています。Dカラーが無色透明・Zカラーが黄色となります。

ただし、ブルーやピンクやオレンジ等の天然のファンシーカラーのものは希少性が高い為、別評価となります。

”cut”カット
カットの成熟度の評価です。4Cの中で唯一このカットが人間が関わる事のできる事です。左右が対称であり、研磨の具合とそして何よりプロポーションの良し悪しが評価されます。

ギリシャ語で”決して屈しない”という意味の”adamas”
その硬さからか輝きからか・・
この言葉の意味は、正しくぴったり。
日本でダイヤモンドを”金剛石”といいますが、インド古代語のサンスクリット語でダイヤモンドの事を”抜折羅(=バサラ)”と呼び、経典を中国語に訳す時に”金剛石”となったそうです。

有名なダイヤモンドはたくさんありますが、その中で2つを取り上げてみたいと思います。

まず一つ目が”カリナン”
南アフリカ カリナン鉱山で発見された巨大なダイヤモンド原石で、3106ct=621.2g! この巨大な原石をカットした技師はアッシャー。
それはそれはすごいプレッシャーの中、へき開を見つけるために黙々と作業していました。
へき開とは、その場所を突けばパリンと割れる一点のこと。
地球上でもっとも硬いとされるダイヤモンドも、へき開というものが存在するためにぶつけたりすればパリンと砕けて割れます。
いざアッシャーさんがその場所を見つけ、そして、綺麗にぱかっ!と割れました。
あまりのことにアッシャーさん、気絶してしまったとの事・・・

その割れた”カリナン” カリナンI世~IX世として9つの大きな石と96個の小さな石にカットされました。
その中で、一番大きな石”カリナンI世”は”アフリカの星”といわれ、530.2ct. イギリス王室の王笏を飾っています。
現在、ロンドン塔で展示されてます。
(カリナンについて詳しくはwikiのカリナンへ)

そして二つ目がホープダイヤモンド

ホープダイヤモンド
↑この画像はお持ち帰りできません。

ワシントンのスミソニアン博物館にある”ホープダイヤモンド”。
所有者が次々と不幸になったという、青いダイヤモンドです。

ルイ十四世が最初の持ち主であるこのダイヤ。
大の宝石好きであったルイ十四世は臣下をインドのムガール帝国に行かせ、持ち帰った中にこのダイヤがありました。
特別にこのダイヤが気に入ったルイ十四世は、”フランスの王の青”と名前をつけて大切にしました。
ルイ十四世といえば”太陽王”と言われた王。
ブルボン朝最盛期の時代を生きた王です。
この王は天然痘で最期を迎えますが、このダイヤは次々と受け継がれていきました。
そして、ルイ十六世が受け継ぎ、そのお妃は、マリー・アントワネット
この人もこのダイヤモンドがお気に入りだったそうです。
その後、フランス革命の中、この石は盗難にあい、行方知れずとなってしまいます。

しかし、カット職人にこのダイヤモンドを持ち込んだ人間が出てきます。
カット職人は持ち込んだ人間の希望通りにカットしますが、その職人の息子が石を持ち出してしまい、カット職人は責任をとって自殺し、その息子も自責の念に駆られあとを追って自殺してしまいます。

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